まだ大丈夫
3月9日の夜に父が救急搬送されてから、入院生活3か月を過ぎました。たくさんの病魔を抱えながらもまた壁を乗り越えたようです。回りの人に「しぶとい」といい意味でも悪い意味でも言われ、それでもすごい人だと感心してしまいます。主治医でさえ、すごいと言わせてしまうほどの生命力です。しかも、ほぼ寝たきりの状態で、食事も固形物はとれず点滴のみでの3か月です。ようやく治療も終わり、前と同じように元気ですと言われました。リハビリも積極的に行い、トイレも一人で行けるようです。もう少し、一緒に過ごす時間をもらえたようです。母のグチや話に付き合えるのは、やはり父しかいない気がします。
なんか、クリームのいっぱいのケーキが食べたいと電話で話していましたが、ちょっとならそういうものも食べていいのかな(笑)。なにはともあれ、よい兆しでしょうか。
3月というと、私の仕事が決まり、働き始めてすぐのころです。なかなか仕事が決まらず不安でしたが、ようやく雇ってもらえたとほっとしつつ、新しい環境への緊張感でいっぱいのころでもありました。慣れない仕事と父の入院、父がもうダメなんじゃないかと嘆く母の言動に、かなり振り回されたりもしました。寝たきりになるのならもう家では見れないの一点張りの母と、なんとか家に戻りたいと頑張る父の間に立って、とても気持ちが沈みました。
冷静に考えて、ここまでのことは「道が出来ている」、「助けてもらっている」、「見守られている」としか思えないのです。私はここで、感謝だったり、人に対しての気持ちの持ちようを改めて考えさせられていると思っています。そう思うと、学びの一つであって、決して苦しみではないのでしょう。
まだまだ完結にはほど遠く、私の学びもまだまだ足りないようです。
そして、仕事は楽しくなってきました。最初はどうなることかと思いましたが、なかなかにやりがいのある仕事をいただきました。覚えることは山のようですが、それでも少しずつ出来ることが増え、正社員で働けるって本当にありがたいなと喜びをかみしめております(笑)。