寒河江伝説

寒河江(さがえ)伝説/半村良

私の好きな作家のひとりである。この作品を紹介していたのは、高橋克彦氏であった。この方の小説も大好きです。

内容的には、半村良氏にしては、あっさりした?内容かもしれない。でも、私は怖かったですよ。いつか人間が悪=敵と見なされたら、生きていけないようで恐ろしかった。ニュートン(科学雑誌)に、唯一人間にだけ毒をもつ蜘蛛の話を見つけた時には、やっぱり恐ろしかった。

東日本大震災での、原発のメルトダウン・・・・。そのたびに、「寒河江伝説」が頭をよぎった。

人間が想像できるものは、実現可能なのだといわれている。私は、あえて深く掘り下げずに書いたのではないかと疑ってしまう。

ウイルスが変異して、動物から人へ感染したという。それは、もしかして・・・・。

想像するのも恐ろしいので、これ以上はあいまいにしておこう。

 

それと、「妖星伝」好きです♪ あぁ、こんな小説を書けるということは、ものすごく苦しい思いをしたのではなかろうかと、勝手に思っています。かつて、自分が考えて、思いつめて、悩んで悩んで自分なりの答えを出した事柄が、万人が納得できるようなイメージで表現されている! そんな小説です(意味不明ですよね)。

 

つづく

健康雑記

前の記事

マスクあれこれ
椿便り

次の記事

二週間待機生活