急性狭心症
2017年8月の検診にて再検査となり、再検査当日の心電図に問題があるということで、即入院となってしまいました。
私的にはえ?え?どこに問題があるの?といった状況で、痛みもないし、確かに血圧が異常に高かったのは認める。循環器の女医が、「あなた大変よ!発作起こしてる。心臓に痛みはないの?」と慌てた様子で問われたものの、まったく平素の状態であった。痛みはないというと、今度は「あなた糖尿病なの?」と言い出す始末であった。
すぐに、循環器専門の担当医が呼ばれてきたが、茶髪の若い先生であった。その某佐々病院では、心臓カテーテルは水曜限定のようで、私が再検査で受診した日はちょうど水曜日。来週まで、絶対安静にて入院してもらいますとのことであった。その茶髪の医師は、なにやら嬉々として、私のその狭心症の状態の説明をし始めた。心臓には太い動脈が3本あって、そのうちのどれかが閉塞したりすると今の状態になるという。ともかく、心電図に異常な波形がでている模様。
入院と聞いて、血の気がひく思いであった。まず、家族に電話し、人手不足なのに入院なんてと思いつつ、職場の上司にも連絡。娘の大学が近くだったこともあり、割と早く娘が駆けつけてきた。茶髪先生に、一度、家に帰りたいんですがといってみたが、苦笑いをしてスルー。
実は私はアレルギー持ち。ピリン系の薬はだめらしいし、食物アレルギーも多少あり。おもに卵と牛乳ということにしてある。金属アレルギーもあるんだよね。心臓の薬は副作用のでるものが多いというイメージがある。
そして、なにか、血液の流れをよくするとかいう薬を点滴にて入れられる。それから絶対安静状態で病室に運ばれた。トイレに立つことも許されず、完全寝たきり状態スタートであった。点滴を始めて6時間くらいたったころから、熱が出始めた。あれよあれよという間に、39度。不吉な予感しかしない。
医者には確かに伝えたはず、アレルギー体質ですと・・・。入院して6日間、体温は39.8まで上がったまま、まったくさがらなかった。高熱と寝たきりということで、私はみるみる病人となる。一日おきに、血液検査。私の血管は細くて見えにくいため、上手な人でないと失敗する看護師さん多し。「あー、大変! もう刺すとこないわー、足にさしていい?」。ゾゾゾ( ゚Д゚)
もう色々無言で耐えましたよ! 水曜までの辛抱だと。高熱が出る原因がわからないと、茶髪もとい医者。娘に、「お母さん、だんだん病人みたいになるね…ボソ」といったらしいです。だから、薬が合わないからでしょ! とひたすら耐えてました。6日目に少し熱がさがりはじめたので、やっと解放されると思っていたら、白血球の数値が異常値とのことで、この状態ではカテーテルは無理だと! 数値がさがるのを待たないといけないと、さらに一週間入院追加。「じゃあ、この点滴いますぐ外してください!」と怒りを込めていいましたよ。
絶対安静状態で2週間後、やっと心臓カテーテル受けました。真新しい設備でした。あー、実験体かよ。だから初日うれしそうに説明してたんだな、こいつ。全身麻酔とはいえ、今、血管に穴あけたろ!オイ!と2~3回心の中で突っ込みいれてました。
で、結果はというと、異常なしなんですよ。ちなみに心電図の異常なんていうから、説明してもらったところ、P波が通常上むきの波形なのだが、下向きにでていたとのこと。奥歯ギリギリかみしめました。掴みかかって、襟首ギリギリしめあげたい心境でしたね。
そうなると、もう速攻退院してくださいって(笑)。まだ白血球の数値が正常値ではないし、予後の確認とかしねーのかよと思っていたら、上司の先生が慌てて確認しにきたよ。あの茶髪、ダメ医・・・自粛。
合わない薬の影響で、肝機能もかなりやられてました。あと2週間の寝たきり生活で、歩けなくなってました。職場復帰するまで、2週間の入院だけで終わらず、さらに2週間自宅療養が必要でした。
ただ、もしこの時本当に心臓に問題があって、血管にステントを入れることになっていたとしたら、私は終わってたと思います。金属アレルギーなのに金属を身体にいれられるわけがない。
頼もしかったのは、娘の存在でした。ほぼ毎日病室に寄り、必要なものを届けてくれました。その点、男ども二人はというと、かなり落ち込んでいたらしいです(爆)。息子に至っては、病床の私を一目みるなり、くるりと踵を返して無言で去っていきましたよ。よほど怖かったらしく、そうとうショックを受けていたようでした。(‘ω’) 旦那に至っては、私より病人みたいな顔していましたね。
これ以後、喫煙者でしたが、きっぱりやめました。健康について少し考え始めたきっかけになりました。
続く…